私が治療家を辞めた理由
なんとか国家試験に合格し、
念願の有資格者として現場で忙しい日々を過ごしていくうちに、
仕事(施術)について悩むようになりました。
電気治療や患部周囲の揉みほぐし、包帯テーピング固定などを行っていましたが、
まったく対応できない方がいること、
同じような症状でも治りが人によって大きく違うこと、
あまり刺激を加えないほうが治りが良い方がいたこと、
施術した時は楽になっても次の日には症状がぶり返すこと、
保険施術では対応しきれない症状が多かったこと、
そもそもケガよりも慢性症状に悩む方の方が明らかに多かったこと。
非常に悩み、施術を行う理由も意味も分からなくなりました。
効いてるのか施術している側も分からない施術を、
保険施術だからと繰り返し行う必要性があるのか?と。
今なら全てその理由も背景も分かりますし、
はっきり言ってただ無知で、何もわかっていなかっただけという話です。
当時の職場と仲間には大変ご迷惑をおかけしました…。
そんな心境かつ知識も技術も経験もない人間に、
大事な體を施術をされていた患者さまには本当に申し訳ないことをしたと反省しています。
0コメント